私はかつてピアノ演奏中に親指が固まってしまい上手く演奏できない局所性ジストニアという症状に悩まされていました。
約8年間まともに演奏ができなかったのですが、3年前の2021年に自分にあった治療法に出会い、克服することができました♪
その後ブログの更新が止まってしまい、結局治ったのか治らなかったのか報告せずだったので3年経った今の状況を綴りたいと思います。
この記事は局所性ジストニアはちゃんと治ること。
そして昔のように演奏できるようになることを伝えたいと思い書いてます。
ちなみに私自身は音大ピアノ専攻卒業とかプロのピアニストとかではなく、趣味で演奏するレベルです。
一応ショパンのエチュードは演奏できる程度の腕前ですが、あくまで自己満足でピアノを弾いているといった感じです。
コンサートをしたりコンクールで入賞したとかいうレベルではないのでご注意ください。
ちゃんと治りました♪
結論からいうとちゃんと治りました。
たまーに弾けないフレーズが出てきて不安になることもありますが、以前のようにそこから指が動かなくなるようなことはないです。
むしろ固まっていた親指以外の部分に力が入っていることがわかったりと局所性ジストニアの時には気づかない部分にまで意識がいくようになりました。(ジストニアの時にも全身の力を抜く練習や意識はしてましたが指が固まらないための脱力でしかなかったです。)
さらに昔は指を立てて弾く奏法でしたが、ロシア奏法というか脱力奏法というか、今までとは違い指を伸ばして弾く奏法にも挑戦できるようになりました♪
局所性ジストニアを改善するための奏法ではなく、さらに演奏を向上させるための奏法を練習できるのが素直に嬉しいです♪
症状を治してから練習した方がいい
では局所性ジストニアで上手く演奏できず、自分なりに努力し改善しようとした日々は無駄だったのか…。
そんなことはないと思います。
ただ、治せるなら治すことだけに集中、投資した方がいいと思います。
楽器を練習するのと同じくらい治療のために時間やコストを使う価値はあるということです。
なぜなら治療すれば弾けなかったフレーズが練習しなくても弾けるようになります。
局所性ジストニアになると昔弾けていたことが弾けなくなります。
つまり局所性ジストニアさえ治ってしまえば昔のように弾けるということです。
私は医学的に詳しいわけではないですが、片足を骨折して歩きにくい状態の時に真っすぐ歩く訓練はしないと思います。
うつ病になった人にメンタルを強くする方法を教えるでしょうか?
多くの人はまずメンタルが回復するまで見守ることを選ぶと思います。
(医学的にはどうか知りませんが…。)
だけど局所性ジストニアになると練習で何とかしようとしてしまうのがこの症状の難しい点だと思います。
本当に練習不足かジストニアなのかわからない
この局所性ジストニアの難しいところは練習不足なのかどうかわからないところだと思います。
私もピアノを昔から習って日々練習してきたのですが、ピアノ(どの楽器でも)というのはいつでも弾けないことから始まります。
そして弾けるように何度も何度も練習して自分のものにしていきます。
弾けないなら練習しましょう。
を、何十年もやってきて弾けるようになってきた人達なので例え局所性ジストニアであっても練習で改善できると思ってしまいます。
つまり局所性ジストニアで弾けないことも練習不足だと認識するわけです。
さらに局所性ジストニアで厄介なのは痛くないということでしょうか。
腰痛ぐらいなら我慢して練習するかもしれませんが、指が痛くて弾けなくなっって、やっと練習を中断し病院にいくように思います。(それでも練習してそうですが…)
つまり練習すらできない状況になれば練習より先に克服すべきことと認識しますが、練習できるなら練習で解決しようとしてしまいます。
ピアノを続けてきた人ならわかると思いますが、ピアノレッスンでは弾けてないところ、改善点を先生から指摘されます。
次のレッスンで同じところを間違ってしまう場合、それは練習不足、練習していないと判断されることもあります。
ピアノの先生も局所性ジストニアを知らない方も多いですので弾けない理由が練習不足なのかジストニアなのかの判断は難しいと思います。
正直なところ私も昔ピアノを教えてもらい、さらに今でもレッスンに通っていないにも関わらず発表会などで演奏させてくれるとてもお世話になっているピアノの先生がいますが…
未だに局所性ジストニアだったことは言えてません。
なぜならそこまでピアノが上手くない…というのが一番の理由ではありますが、やっぱり弾けないことが恥ずかしいのです。
またすごく情けない気持ちになります。
局所性ジストニアが治ったのにも関わらず、未だに言えないし、多分今後も言うことはないでしょう。
ただ、その先生の他の生徒が局所性ジストニアで困っているなどの話があれば全力でサポートしたいとは思ってます。
局所性ジストニアで悩んでる方へ
私は運よく…
いや、時間をかけていろいろとジストニアを治す方法を調べて、練習して、
そして運よく自分に合った治療に出会うことができました。
治るときは治る。
ということを一番伝えたいです。
ただ難しいのが自分に合った治療が見つからない、また見つけたとしても距離的に、時間的に、金銭的に難しかったりします。
一般的に局所性ジストニアの治療に脳の手術がありますが、私はそこまでする気はなかったのでそれ以外で探してました。
そこで出会えたのが奈良にあるとある鍼灸整骨院でした♪
本当はこのブログで紹介しようとしたのですがその鍼灸整骨院のホームページがリニューアルしてから以前あった局所性ジストニアの治療の表記がなくなっており、紹介していいのかわからないという…。
でも治療できる方はいらっしゃるので一度相談してもいいかもしれません。
一応この医院の代表さんが書いたブログ記事は残ってました。
局所性ジストニアは『手指骨ドミノ』を治すことで指は正常に動く
私はたまたまネットで「 関西 ジストニア ピアノ」みたいな感じで検索して見つけました。
もし局所性ジストニアで今も悩んでいる方がいらっしゃったら自分の地域と合わせて検索してみてはいかがでしょうか?
ただ私が治ったからといって同じ方法で治療しても治らない可能性もあります…
でも自力で、しかも練習だけで克服するにはあまりにも難しい症状なので心が折れる前にぜひ一度診断してもらうのもいいかもしれません。
自分にあった改善法に出会えることを祈っております。
人は自分が欲しいと思っているものに自然と意識が行くように、局所性ジストニアの治療法に意識を向けないと見つけられないと思います。
つまりいつでも治療についてのアンテナを立てておいて欲しいと思います。
今後も局所性ジストニアについて調べたことなどをブログに綴っていきます♪