「もみの木」ロンドの楽曲解説のようなもの♪

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クリスマスに動画、楽譜をアップロードした「『もみの木』の主題によるロンド」について折角なので解説したいと思います♪

作曲したのが昔な上に、遊びで書いた曲なので楽曲分析(アナリーゼ)するほどの曲ではないのですが…あまりクラシック音楽を知らない人には参考にはなるかも(汗)

全体の形式と各テーマについて少しずつ説明していこうと思います♪

ちなみにこの曲は前のブログ(http://tsukikase.com/arrange/1191)からダウンロードできます♪
楽譜あったほうがわかりやすいので、是非見ながら読んでください♪

youtube

まず初めにこの「『もみの木』の主題によるロンド」を作曲(編曲に近いですが…)をした経緯から説明します♪

この曲はちょっとした遊び企画で、もともとはクリスマス曲「もみの木」をモチーフとしたドイツロマン派的ピアノソナタというテーマで作った曲です。私はその第3楽章の担当。
1楽章、2楽章は他の人が作曲したので詳しくは書けませんが、まぁ私のも含めて若いなぁ…という感じのソナタでしたね。。。

というか結局は『「もみの木」によるピアノのための三章』というタイトルになってたような…。

第3楽章ということで、軽快で急速なロンド形式にしました。
しかし「もみの木」のモチーフは前の楽章で嫌と言うほど聞かされているだろうと思ったので、「もみの木」のモチーフは最小限まで縮めることに。
そして、最終楽章ということでで「もみの木」以外の楽曲も使ったり…って、この企画を真っ向否定してるわけですね(汗)

あとロマン派と言いながら参考にしたのはベートーヴェン(一般的には古典派)という、これまた企画を無視。。。
しかもどう聴いてもピアノソナタのテンペスト第3楽章をパクr……リスペクトしてるのがバレバレですね。

まぁ若かったということで許してもらいましょう(笑)

 

では楽曲の解説をしたいと思います♪

まずは大まかな全体の説明から

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この曲はABACABA(+コーダ)のロンド形式です♪
ロンド形式を超かんたんに説明するとメインテーマのA(サビのようなもの)を何度も繰り返す形式のことです。A-B-A-C-Aのような短いのもあります♪

ちなみに一番はじめの「もみの木」テーマは単一楽章だとモチーフがわかりにくいので、今回付け足した部分で、元のソナタの時にはないものです。

ではメインテーマのAから説明します♪(楽譜で言うと7小節目~31小節目まで)

この何度も繰り返される「ラレレミ・ミーファ」というメロディーは一体何なのか?
これは「もみの木」の「ラー・レーレレー・ミー・ファーファファー」を小さくしたもので、これを動機(モチーフ)として曲全体を作り上げています♪

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動機を繰り返しながら少しずつ展開していくのがクラシック音楽なので、興味があれば他のところも見ていってください♪
まぁこの曲はそこまで厳密に作ってないので…参考にはなりませんけど。。。

次に出てくるのがファンファーレのような部分。(23小節目~)
これはAからBにつなぐ橋渡しのようなものです。特にどういう役目かというと、ABでは調性が違うのでそれを違和感無いように転調してきます。
まぁ簡単に例えると演劇でいう舞台転換のつなぎの音楽…みたいな感じかな♪

 

そして次に出てくるのがBです♪(32小節~56小節目)
調性はソナタ形式と同じくニ長調からイ短調と5度上に転調しました。普通はイ長調で明るい雰囲気になるはずですが、今回はちょっと暗めでいきます。

旋律の雰囲気もガラっと代わります。っていうか「もみの木」じゃなくなります。
クリスマスの定番曲「We wish a merry christmas」ですね♪
この曲を採用した理由は始めの「ミー・ラ」と4度跳躍が「もみの木」と一緒だったという理由だけです…動機(モチーフ)とか全く無視ですね、はい。

ここでは「We wish a merry christmas」を対位法を使って右手と左手で同じ旋律を交互に弾いていきます♪

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始めは右手と左手の旋律の形は同じでも音が違うのですが、最終的に同じ音となり所謂カノンとなってBのテーマは終了します♪

その後のつなぎは先程と同じく調性を戻す役割ですね。(47小節~)
ちゃんと「もみの木」の動機を使ってAに戻る用意を整えるわけです♪

そしてまたAに戻ってきました♪(56小節~75小節)
ここは初めと全く同じです♪

 

次にあるのがCです。(76小節~109小節まで)

これは今までともっと雰囲気を変えないといけないということで、唐突にト長調へ転調し、さらに曲調も変わります。
と言っても伴奏が和音で刻むようになっただけですけどね…。

そしてこのCは何の曲かというと…
「きよしこの夜」です!

ちょっとわかりにくいですが、旋律はちょっとアレンジしたぐらいで大体歌えます。

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ただ調性を無理やり移動して、更に和音(コード)も原曲とかなり違っているのでわかりにくかも…。

まぁこういう「きよしこの夜」も…悪くないということで(笑)

そして98小節目からはまたつなぎになります♪
これも動機を使って原調(初めの調性:ニ長調)に戻っていき、これで曲の大半が終了となります♪

 

あとはABなので、初め演奏したものと殆ど一緒ですね♪

Aはメインテーマのようなものなので全く同じでもいいのですが、Bまで同じだと流石にマンネリ化してくる…

ということで、ソナタ形式と同じく後半のBAと同じ調性ですることにしました♪
こうすることにより、ABの一体感がより深まる…はず…。

それに伴いAからBのつなぎも調性が変わっています。ご注意を。

そして後半のBなのですが、前半と同じく短調で始まり、「We wish ~」を右手、左手と繰り返していきます。
しかし2回目の出現ということで今回は長調へと転調し、原曲「We wish ~」を奏であげ、曲を盛り上げていきます♪やっと楽しいハッピー・クリスマスです♪

 

曲が盛り上がってきたところで、ついに最後です♪
最後のAはちょっとだけパワーアップします♪(149小節~169小節)
なんかテンペストでも見かけたような展開だけど…気にしなーい(笑)

そして楽曲を締めくくるエンディングのコーダ(169小節目から最後まで)なのですが、
ここは作曲の腕の見せ所。どれだけ最後に盛り上げることができるかが問題です。
Aの動機は飽きるほど繰り返しているので、少々の展開では満足できないだろうと…。

そこで、この曲の主題でもある「もみの木」の登場です!

「もみの木」からの動機と「もみの木」そのものを一緒に演奏する感じで、右手はAの旋律、左手は「もみの木」そのものをオクターブで演奏します♪

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低音で「もみの木」を歌い上げ、そのまま一気に終わりまで持っていきますので、ちゃんと演奏できるとなかなか気持ち良いです♪

まさに「もみの木」で始まり、「もみの木」で終わるといったところでしょうか。

 

といった感じで楽曲解説は終わりですが…遊びで作ったわりには内容があってよかったかな。
もっとモチーフ展開のことなども書いてもいいんだろうけど、そこまで専門にやるのもどうかと思うし、私もそこまで詳しくないという…。

クリスマスシーズンにしか演奏できない曲ではありますが、もしピアノが弾けるのなら気軽に演奏してみてください♪弾けない人は…弾ける人にこの曲を紹介してください(笑)

ダウンロードページにも書いているように、この曲は自由に使ってもらって大丈夫です♪
私の許可はもちろん、私の名前表記も必要無いです♪

またこういった感じの楽曲解説をしていきたいと思います♪
クラシック音楽をあまり聴かない人に少しでもスコアを読む楽しみがわかってもらえれば…それはとっても嬉しいなって思うのでした♪

ニコニコ動画

動画メモ:撮影・録音 Q2HD(画質:HD1080p 30fps 音源:PCM44.1/16)
      動画編集 なし
      エンコード つんでれんこ

カテゴリーピアノ , 編曲 , 音楽論

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この記事を書いた人 :

私の曲をより広くの人に演奏してらえたら、それはとっても嬉しいなって思うのでした♪ 私の曲は自由に編曲・演奏・その他いろいろ使ってもらって大丈夫です♪ 演奏ユニット:あろきゃに♪(http://arrocany.com/)もよろしくです♪