今回もテレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のBGMを演奏し、解説します♪
この楽曲はアニメ最終話のほとんど最後に流れた曲で、どこか寂しさが漂う綺麗な曲となっています。
最終回に流れた曲となるともうネタバレは必然ですので、まだアニメを視聴していない人は注意してください…。
もうこの楽曲のタイトルがネタバレレベルだし(ラテン語なのでわからないですが…)
ということで解説いきます♪
YouTube
ほぼ最後に出てくるBGM
この曲は最終決戦が終わり、ひとつのエンディング曲と言ってもいい曲なのですが、この曲の雰囲気からハッピーエンドなのかそうでないのかはちょっとわかりにくいですね。
綺麗なのにどこか悲しい、そんな楽曲となっています♪
この曲は「魔法少女まどか☆マギカ 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray] 、[DVD] 」の特典オリジナルサウンドトラックCD Vol.3に収録されています♪
サウンドトラックが出るまでこの曲は「土手での会話の曲」とそのまんまではありますが言われてましたが、そんな雰囲気の曲ではないかな…。
まぁ夕日に向かって思い出を語る(?)感じではあるけど♪
さてこの「Taenia memoriae」というタイトルですが、魔法少女まどか☆マギカ WIKI – BGMまとめによると、英語で「Memorial ribbon」、つまり「思い出のリボン」となっています♪
まぁ「リボンの記憶」って訳してもシックリくるかな。
まどマギを知ってる人なら納得のいくタイトルですね♪
楽曲の構造
この曲は大雑把にみるとA-B-A’というという構造なのですが、Bパートからはテーマを展開しながら延々と転調していきます。(Bパート 0:36~、A’パート 1:23~)
転調していく形ですが、Aパートホ長調で始まり、Bパートから調性が不明になっていきます。
無理やり何調か当てはめていくことはできるのでしょうけど、そこはよくわからないので省略(汗)
そしてA’パートは始めと同じメロディーが繰り返されるのですが、ここではト長調と3度上の調に変化しています。
気持ち的にはちょっと明るくなった感じでしょうか♪
今回の注目ポイント
この楽曲は様々に転調していくところも魅力なのですが、注目したいのは低音部分。
楽譜がないのでわかりにくいですが、たびたび「ミ→シ→ミ」といった具合に伴奏が聴こえると思います。
この形の伴奏自体は珍しくないのですが、Aパートでは合間合間に、Bパートでは叙情的な旋律に抗うように鳴り響き楽曲を盛り上げてあげていきます♪
メロディーは切なく歌いながら下降していくのに対し、左手の伴奏はその場を動かずに何度も繰り返すばかり…。
まるで時間が流れていっても、ずっと忘れずにその場にいることを主張しているかのようですね。。。
この動かない伴奏のお陰で明るくなりすぎず、また悲しくもない雰囲気が作られています♪
もともと和音としては不完全な伴奏で、第三音(ド・ミ・ソでいうミの部分)がないのでこれだけでは明るいのか暗いのかわからないというのはあるんですけどね♪
こうやって聴いてみると、あの土手での会話の中にお互いに共通した人物がありながらも、それがわからず見え隠れするところが似ている…かな♪
ニコニコ動画
動画メモ:撮影・録音 Q2HD(画質:HD1080p 30fps 音源:PCM44.1/16)
動画編集 なし
エンコード つんでれんこ
演奏してみた♪
注目ポイントでも書いたように、この曲のさじ加減は左手の伴奏だと思います♪
特にBパートではメロディーを歌うのではなく、左手の伴奏で雰囲気を作りながらそこにメロディーをのせていくほうが自然に盛り上がっていくように感じました♪
あとはテンポがかなり揺れる曲なので、自分の中で明確にテンポを作っておかないと遅すぎたり、忙しなくなったりするので注意。
そしてこの動画では何度も失敗してますが、ペダルリングはしっかり考え、フレーズごとに綺麗に処理していきましょう。
どこまで濁らすかはよく考えないと…ソウルジェム同様、濁った音が全てを台無しにしてしまうかも(笑)