先日、テレビNHKにて「ブレイクスルーFile.54 僕だけの音を奏でる ーピアニスト・西川悟平ー」を見ました。
内容としてはジストニアという指が動かなくなる病気を乗り越えて現在もプロのピアノニストとして活躍されている方のお話しでした。
以前から私もジストニアという病気(症状)には興味があったので見てみたのですが大変素晴らしい内容でした。
せっかくなのでブログに私の思いや感想を綴ってみようと思います♪
ジストニア
実は私も以前からジストニア(かもしれない)症状に悩んでいます。
もう5年以上前ぐらいからで練習しても治らないし、ピアノを演奏することが苦痛な時もありました。
といっても今回番組にあったようなほとんどの指が動かないというものではなく、ジストニアなのかすらわからないものです。症状としては右手のスケールの下降する時だけ親指に力が入り動かなくなる症状です。
ただの悪い弾き癖と言ってしまえばその通りなのですが、癖を治す練習を5年ぐらいしても治らないのでもう直すことを諦めました。
そんな時にジストニアのことを知り、そこから興味を持ちました。
直らない悪い癖がもしかしたらそういう症状なのではと思うと、何となく少しですが心が楽になりました♪
例えは悪いですが鬱病と診断されることにより自分の努力だけでは何ともならないと気持ちを切り替えることができる感じでしょうか。
私はこの症状を診断してもらったりしたわけではないのであくまでいろいろと調べた結果ジストニアかもしれない程度です。
それでも今まで難なく弾けていた簡単なフレーズさえ弾けなくなるのはとても苦痛で、さすがにピアノを弾くのが嫌になりましたね。
全てのピアノの練習が悪い癖を直すためだけの練習になるわけで、モチベーション維持が難しかったです。
というよりむしろプロのピアニストを目指しているわけでもなく、ピアノを弾くのが好きなだけな私にとってはピアノを弾く意味が無くなるわけですから。
と、暗い話が続きましたが今は結構適当に割り切ってるので大丈夫です♪
直すための練習もたまにしますが、仕方ないと思って割り切って演奏してます♪
ないのもに固執するのではなく…
番組内で西川悟平さんがおっしゃっていた「ないものに固執時間がもったいない」みたいな話がとても印象的でした♪
7本の指しか動かないなら7本の指を使って演奏できるように練習するというもの。そして7本の指だけでピアニストとしてやっていこうとする覚悟がすごかったです。
今回は病気などで困難に立ち向かった方々を特集する番組なのでどうしても特殊なケースになるのですが、音楽をやっていると自分のないものに固執して妬んだり、諦めたりすることは多いと思います。
ピアノをしている人なら
家にグランドピアノがないから…とか、
ピアノを始めたのが遅かったから…などでしょうか?
他にも絶対音感がないとか、才能がないとか…。
学生時代とかはこういうのばっかりだったかも知れないです(汗)
結局のところ、ないものねだりだけではそこからは何も成長できない。
むしろそのない部分を埋めるようと努力や工夫することが大切なんだと改めて感じました。
普通に生活していると当たり前にあるものの存在を忘れてしまいます。
ピアノをしていて10本指が動くことが当たり前で、それが自分の優位点とは思いもしないです。
自分の持っているものや生きてきた経験を最大限に活かし、音楽に還元する。
それこそが誰とも比べることができない唯一無二の創作物を作り上げるのだと思います♪
ちょっと良いこと言った、かな♪
最後に
あと番組を見ていて思ったことは
朝まで休まずピアノを練習したりするのは脳にも体にも良くないことなのかな、と。
練習しないとプロには慣れないのは事実ですが、やはり適度な休息は必要。
そのツケは必ず後からやってくる…ような気がします。
だから音楽を長く続けていくには、規則正しい生活を送ることが重要だと思いました♪
そして放送を見れなかった方にも公式HPで司会をされていた歌手のAIさんとのセッション演奏が見れます♪
是非ぜひ確認してみてください♪
【動画公開】西川悟平さんとAIさん 特別セッション | ブレイクスルー | ハートネットTVブログ:NHK