突然ですが吹奏楽を作曲したくなりました♪
ホント唐突ですね(汗)
ということで、今回は私が吹奏楽を作曲したいという理由と
そのために実施していく勉強方法、そしてそのために必要なフルスコア(総譜)についてを綴っていこうと思います♪
なぜ吹奏楽なのか♪
私がこのブログで自作曲を公開しているのは、多くの人に自分の曲を演奏してほしいからというのがあります。
ピアノを習っていたこともあり作曲の大半はピアノ曲なのですが、ピアノは多くの人が演奏出来る楽器だと思うからです。(ピアノを習っていた人はかなり多いはず)
次にそういった演奏人口が多そうなジャンルとして吹奏楽かなと思ったわけです♪
何度か吹奏楽の作曲にチャレンジしたものの、どうしても吹奏楽っぽい曲にならない…。
ブレスのタイミングや音域による奏法の難易度、そして楽器の音量バランスが難しい。。。
そんなわけで、一から吹奏楽の楽器の勉強をしたいと思います!
吹奏楽の楽器を知ろう!
私も管弦楽法は何冊か読み、勉強はしました。
しかしオーケストラでの管楽器の使用例や効果が大半で吹奏楽曲の使い方とは少し違うように思います。
ですので、今回は…
吹奏楽のスコアを使って自分も全部演奏しようと思います♪
といっても全ての楽器を練習している時間も、また楽器を用意するお金もありません(汗)
そこでキーボードかソフト音源を使い、管楽器の音でCD音源に合わせて一緒に演奏します♪
これにより各楽器の動きの特徴が見えてくるはず!
もう一つ演奏するメリットとして、移調譜に強くなる。
クラリネットやテナーサックスはB♭、アルトサックスはE♭…という具合に実は楽譜の書き方がピアノと違ったりします。
移調譜についてはまた改めて書くとして、これがとてもややこしいのです…。
その対策として一緒に演奏し、すぐに移調譜を読めるようにしようと思います♪
まずはフルスコアを手に入れよう!
オーケストラ曲とは違い、思った以上にフルスコア(総譜ともいう)が少ない吹奏楽…。(フルスコアとは全ての楽器が載っている指揮者が見るような楽譜のことです)
いざフルスコアを購入しようと思ってもパート譜がセットでかなり高額だったり。
最近はインターネットで総譜を手に入れやすくなったとはいえ、編成もバラバラでどれを選べばいいのかわからない。
ということで私が知っているオススメのフルスコアを紹介します♪
吹奏楽コンクール課題曲
まず私がオススメするのは全国の中高生が毎年行っている全日本吹奏楽コンクールで使う課題曲のフルスコアです!
この課題曲は毎年、朝日作曲賞と全日本吹奏楽連盟作曲コンクールから選ばれており、しっかりとした吹奏楽のための楽曲。
有名な作曲家の作品もたまに選ばれたりしているのでとても勉強になります。
そして吹奏楽を始めて2年ぐらいの人でも演奏できる難易度になっており、各楽器の演奏しやすい奏法がメインになっています。
プロが演奏する作品と比べるとさすがに物足りないですが、演奏人口が一番多い中高生、また練習をあまりできないアマチュアオケを考えるなら演奏難易度は重要だったりします。
更に重要なのが、50人規模の大編成で書かれているということ。
大体の学校は持っているであろう楽器は基本スコアに書かれているので勉強になります。今回の全ての楽器を習得するという意味ではこれ以上ないスコアになってます♪
ただこの大編成というが少し問題で、その楽曲に必要のない楽器も何らかの演奏をするように書かれているのでその楽器が持っている特性を生かせていないことがあります。
そしてパートが多すぎるために低音パート(バスーン・バスクラリネット・バリトンサックス・チューバ)はほぼ同じ動きであったり、フルートは2パート、クラリネットは3パートと決まっています。
※これは吹奏楽というジャンルが抱える問題でもあるのでまた改めて書こうと思います。
そういった問題もありますが、これが日本におけるスタンダードであろう編成や楽器の使い方なので知っていて損はないと思います♪
そして、吹奏楽コンクールの課題曲のスコアがなぜオススメかというと1冊1028円と大変安い。
あとCDも1028円なのでセットで購入するといいと思います♪
購入方法は吹奏楽連盟の課題曲( http://www.ajba.or.jp/kadaikyoku.htm )からチェックしてみてください♪
一般社団法人 全日本吹奏楽連盟 ホームページ
( http://www.ajba.or.jp/ )
バンド維新
バンド維新のスコア集もいろいろな編成やジャンルのスコアが見れるのでオススメです。
8曲で4,320円で音源もCDで発売されているので勉強になると思います♪
楽譜の書き方も様々なので初めは戸惑うかもしれませんが、プロが現場で使ってるスコアに近い感じがします。
クラシック、ジャズ、ポップス、さらに大編成から小編成まで1冊に揃っているので読み応えのあるスコア集です♪
こちらHCFオンラインショップから購入できますので、興味あればチェックしてみてください♪
ぷりんと楽譜
ピアノから歌、そして吹奏楽までさまざまな楽譜を扱っているサイトです♪
サイトの名前通り楽譜はデータとして購入するので、パソコン以外で見る場合は紙にプリントしないといけません。
データが見れるのも期限があったり、制限があったりするので必ず紙にプリントしておきましょう!
ジャンルはポップスが中心。
クラシックもあるがアレンジされているし、何より吹奏楽原曲のスコアはほぼ皆無です。
1曲の価格はパート譜も付いていることもあり3000円前後と安くはないかも…。(安いんだけどね)
ただ音源が用意されている楽曲もあり、Youtubeで聴きながらチェックすることができるのでオススメ…かも。
楽器編成は吹奏楽コンクールの編成が基本で、使用しなくてもいい楽器はオプションとして書かれています。
この中でオススメしたい楽譜は、アニメ「響け!ユーフォニアム」の中で使用された「三日月の舞」です♪こちらは作曲者本人が編曲しているため勉強になるかと。(吹奏楽の勉強としては…参考になるはず!)
楽譜: 三日月の舞 / アニメ「響け!ユーフォニアム」より : 吹奏楽(フルスコア) – ぷりんと楽譜
フルスコアは沢山あるので是非いろいろ探してみてください♪
「吹奏楽(フルスコア+全パート)」の楽譜一覧 – ぷりんと楽譜
ミュージックエイト
そして忘れてはいけないのが2015年で50周年を迎えるミュージックエイト♪
吹奏楽部だった人は一度はお世話になったはず♪
こちらもジャンル的にはポップスが多いですが、吹奏楽曲もあることはあります。(マーチ曲ぐらいかも)
ただミュージックエイトの楽譜は初心者でも演奏できる簡単なアレンジが多く、吹奏楽の勉強には向かないかもしれません。
吹奏楽の大編成だけではなく、金管バントやアンサンブルなどの編成楽譜もあるのでオススメしておきます♪
フルスコア+パート譜なので1曲5000円ぐらいです。
参考音源はないので今回の私の勉強方法には向かないかな…。
吹奏楽・ジャズ・アンサンブルの楽譜販売、出版 – ミュージックエイト
ネットで無料でゲット
あとはIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)、つまり著作権切れの楽譜を無料でダウンロードできるサイトで吹奏楽のスコアを探す方法です。
マーチで超有名なスーザーや吹奏楽曲を何曲か書いているホルストなど一応ありますが、フルスコアはほとんどないです。
やはり吹奏楽の歴史を考えるとまだ著作権の切れている作品、さらに海外では版面権があったりで新しい楽譜はネットに公開できなかったりします。
ですのであまり期待しないほうがいいかも。
一番いいのは…
ここまで長々と書いてきましたが、一番いい吹奏楽の勉強方法は…
吹奏楽の現場で活動することでしょう♪
吹奏楽の生の音に触れることができ、何よりフルスコアからパート譜まで沢山あります。
わからないことがあれば奏者に質問すればより勉強になるでしょう♪
元吹奏楽部だった方はOBとして先生に頼み込めば手伝いぐらいはさせてもらえるでしょうし、スコアを見るぐらいなら許してもらえるかも。
吹奏楽のアマチュア団体の探せば沢山出てきますので見学からどうでしょうか?
とかいいつつ、私はそこまでする勇気がないので出来ないです(笑)
でも家で一人で勉強しているよりは確実に勉強になるとは思いますので、最後にオススメしておきます♪
吹奏楽の楽器に慣れても、いい曲が完成するわけではないのでしっかり作曲はしていきましょう!