2017年は電子楽譜が流行る? 楽譜専用端末「SANO」「GVIDO」♪

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皆さんは楽譜を何冊お持ちでしょうか?
最近だと楽譜をデータで保存している方も多いでしょう。

ただ外での演奏なると大量の楽譜で荷物が重くて大変…。
楽譜集や他のパートも入ったスコア、さらにパソコンから印刷した大量のコピー譜…。

演奏家とはそういうものなのですが、やはり演奏前はスマートに過ごしたい!

ということで、私は楽譜表示専用のタブレットが欲しい!そう思うのです♪

私が最近注目しているのは、

・A4サイズ2画面折りたたみ式 楽譜表示Androidタブレット「SONO」
・2画面電子ペーパー楽譜端末「GVIDO」

どちらもまだ発売してませんが、どれぐらい便利なのか考えてみたいと思います♪

楽譜専用端末とは

楽譜表示端末SONOの紹介動画

楽譜専用端末とは何かということですが、楽譜を表示するのに特化したタブレット型の端末です♪
例えるなら電子書籍を表示する専用端末機器の楽譜版でしょうか。

ほかにも「楽譜表示タブレット」や「楽譜表示端末」、「電子ペーパー楽譜端末」など名称はいろいろ。

楽譜専用ということで、ライブ、コンサートなど本番にも使えることが条件となり、楽譜がしっかり見れるサイズ。
そして本と同じく見開きにするため画面が2つとなっています♪

「iPadで充分なのでは?」と思うかもしれませんが、譜めくりを極力少なくしたいこともあり2ページ見開きなのが理想だったりします♪

コード譜ぐらいなら確かにiPadで可能だったりしますが、それでも2画面あれば一気に最後まで表示されるので安心感が違います♪

楽譜専用端末が欲しい理由♪

2画面電子ペーパー楽譜専用端末「GVIDO」の紹介動画

楽譜を持ち運こぶ人は一度は欲しいと思うでしょう♪

これはクラシック奏者に多く見られると思います。
クラシック音楽が楽譜を読み取り、そこから表現、解釈をするジャンルなので楽譜は楽器の次ぐらいに必要だったりします♪

そしてクラシック奏者は楽譜が無いと弾けない人が多い…。

逆にいえば、楽譜さえあればすぐに弾けるという人も多いです。
なので、基本演奏する楽譜はいつもの持ち運ぶことになります。

私はバンドのサポートとしてキーボードを演奏しますが、コード譜をメールで貰うことが多いです。
楽譜専用端末があればコピーする手間が省けるし、コピー譜は思ったより管理が大変で、順番がバラバラになることもないので助かります♪

さらに私は作曲もするので曲が完成するまでに何度も書き直すことが度々発生します。
その度に楽譜を印刷したりするのですがその手間も省けます♪

やっぱり楽譜表示端末が欲しいね♪

実際に便利なのか考えてみた♪

いわゆる本としての楽譜と比べるとどうなのか?
では電子楽譜はどれくらい楽譜と比べてメリットがあるのか考えてみます。

まず私の注目している楽譜表示端末のスペックをまとめてみます。(楽譜に関係する部分だけ抜粋)

楽譜表示Androidタブレット「SONO」

・本体サイズ:342.5mm x 220mm x 8mm(試作品/見開き最厚部)
・重さ:1900g(試作時)
・画面サイズ:13.3インチ(1面)
・ストレージ:16GB
・解像度:1920 x 1080
・オーディオ端子:イヤホン出力、マイク
・インターフェース:MicroUSB、MicroSDカードスロット
・Wi-Fi Bluetooth対応
・連続使用時間:楽譜使用最長約9時間

2画面電子ペーパー楽譜端末「GVIDO」

・本体サイズ:480 X 310 X 5.9 (mm) ※使用時
・重さ:約650g
・画面サイズ:13.3インチ
・内蔵メモリー容量:8GB
・ディスプレイ:“Mobius”13.3型フレキシブル電子ペーパー 16階調グレースケール(E-INK社)
・ペン入力:電磁誘電方式(株式会社ワコム)
・インターフェース:microSDメモリーカード、マイクロUSB端子
・Wi-Fi Bluetooth対応

あともう一つ、2016年度グッドデザイン賞を受賞した
楽譜 [電子ペーパー楽譜表示端末 “musik”]

・本体サイズ:約320mm x 約500mm x 約9mm(最薄部約3mm)
・重量:約760g
・画面サイズ:13.3インチ
・ディスプレイ:電子ペーパー

「musik」は詳細が少ないのでこれぐらいしかわかりませんでした。

どの端末も13.3インチで見開き。そしてタッチパネル対応で譜めくりができる。
そしてタッチペンで書き込みができるのが共通しています♪

SANOがAndroid OSを搭載しており、楽譜を見る以外にもスマホと同じようにアプリを入れて多様な使い方ができます。

半面、電子ペーパーではないので重量がどうしても重くなっています。

重量的にはどうなのか?

比較としてiPad Pro 9.7インチが437g、12.9インチで723g。
一般的な13インチのノートパソコンは大体1500g前後といったところです。(最近はもっと軽いのが多い)

1900gのSANOは12.9インチのiPad Proの2枚分より重いという結果に。

ではそれが楽譜だとどれくらいなのか。

ピアノを習ったことがある人なら一度は使ったことがあるだろう全音出版のハノン。こちらは約354gでした。

さらに全音楽譜出版社のバイエルは約442g

そして音楽大学ピアノ専攻のトラウマ、いわば鈍器といわれるヘンレ版「ベートーヴェンピアノソナタ曲集 1」はなんと約1111g。

SANOの重量はこの3冊を合わせたぐらいの重さというと実感が湧くかもしれませんね♪
持ち運べない重さではないですね♪

さらに、参考レベルとしてA4サイズの用紙1枚が約4gらしいので、475枚分の重さとも言えます。
コピー用紙500枚より少し軽いといったところですね。

是非一度カバンに入れてみて試してみてください♪

薄さもとても大切です

薄さはで折りたたむと1.2㎝~1.6㎝ぐらいで、バイエルが厚さ0.8㎝なのでちょうど2冊分ぐらいとなります。
ヘンレ版ベートーヴェンが2.8㎝なので半分ぐらいの薄さとなります。

かさばらないのがすごく助かります。

価格!

現段階でわかっているのはSANOの一般販売予定価格192,240円。
GVIDOも “iPad Pro 12.9インチ2台より少し高くなる見込み” とのことなので同じくらいの価格になりそうです。
(2017年4月5日追記 販売価格は米国の場合、$1,600(税抜)を予定とのこと)

まだまだ、ニッチな製品ということもあり価格は高いです。
専門的な製品はどうしても価格が高くなるのでここは割り切るしかなさそうですね。

楽譜に換算すると
ピアノピースが一曲540円として356冊。
ヘンレ版ベートーヴェンが約6,000円として32冊。

流石に紙媒体のものと比べるのは無理がありましたが、これぐらいの量の楽譜が全て持ち運べると思えは…高くないはず!

やっぱり機能面

SANOとGVIDOに関してはデータ容量も多く、さらにmicroSDで容量を増やすことが可能です。

楽譜のデータはPDFということなので、取扱いは難しくなさそうです♪
一応私が持っているバッハの「平均律クラヴィーア曲集1巻」126ページのデータが約6Mなので、本体容量8GのGVIDOでも1,000冊以上持ち運ぶことができます♪

やはりここが電子楽譜のいいところですね♪

さらに、楽譜に書き込みができるので元の楽譜が汚れないで使えますし、本も傷まないのが嬉しいところ。

他にも、譜めくりがタッチ一つでできるので奏者としては非常に助かる。
フットスイッチのようなものと連動して、足でボタンを踏んで譜めくりができるともっと助かりますが、これは試していないのでわからないです。

SANOに関してはAndorid OS搭載なので、youtubeを片方の画面に表示して練習したり、もしかするとスカイプを使って遠方の方とレッスンなどもできるかもしれません。

やはりこの機能面が楽譜専用端末の一番のメリットとも言えるでしょう♪

 

まとめ

やはり大きさや重量、価格面でなど課題は多いです。
まだまだ一般普及は難しいですが、楽譜専用端末の認知が増えることで、幅広いニーズに向けての商品展開ができるようになると思います♪

携帯電話ですら、初めは大きくて重かったですが、普及するにつれて小型化し、また価格も下がっていきました。
さすがに携帯電話ほど一般化する商品ではないですが、徐々に使いやすく、お買い求め安いものに変わっていくかもしれません。

それこそ、Amazonあたりが楽譜専用のkindleを発売したら一気に価格は下がるかも♪

そして多くのプロのピアニストがこういったタブレットを使用してコンサートするようになると需要は増えそうです♪

また端末だけでなく楽譜表示のためのアプリの開発も多くなれば、タブレット二つ買うだけで楽譜専用にできるようになるかもしれません。

 

そういったいろいろな可能性がある電子楽譜の分野がもっと広がればいいなと思います♪

電子楽譜がより一般化すれば、楽譜のデータ販売も増えるでしょうからいろいろな需要も生まれるでしょう♪

 

早く実機を触って演奏してみたいたいです♪

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