『シン・ゴジラ』の良かったところ、悪かったところ♪

blog By 月枷(つきかせ) 月枷(つきかせ)
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子供の時にゴジラのテーマ曲を弾きたいということでピアノを始めた月枷(つきかせ)です♪
ゴジラと出会ってなければ音楽をしていなかったかもしれないですね…。

幼少からゴジラが好きということで、平成ゴジラ(vsシリーズ)からは毎回欠かさず映画館に観に行ってました。
もちろん昭和ゴジラもセリフを覚えるレベルで何度も何度も見てました♪

そしてついに国産ゴジラ復活ですよ…。

タイトルは「シン・ゴジラ」

先に感想を言っておくと、予想以上に良かったです♪

実は公開初日に早速見に行ってきたのですがネタバレするのもあるし、書かなくていいかとも思ったのですが、せっかくなのでブログに書き綴っておきます♪

ゴジラ映画を諦めた自分

今回のシン・ゴジラ…

実は全く期待してませんでした(笑)

監督がエヴァンゲリオンの庵野秀明さんということで、自分自身エヴァンゲリオンが苦手だったこともあり期待が持てず。
Twitterなどの宣伝もエヴァンゲリオンとのコラボばかりで余程エヴァに頼らないとダメなんだと思ってました。

 

さらに2000年以降のゴジラ映画(ミレニアムシリーズ)を映画館で見て、日本のゴジラに期待しなくなってたのもあります。
合成とCGと特撮がチグハグでストーリーもそこまで面白くなく、むしろ同時上映していたハム太郎のほうが泣けて面白かった思い出すらあります。

そしてハリウッド版ゴジラ。
イグアナみたいなエメリッヒ版ゴジラ…は置いておいて、2014年に公開されたギャレス版ゴジラですらストーリーの残念さ、さらにゴジラよりも敵モンスターに焦点が当てられておりガッカリしました。(迫力はあったけど、強いゴジラでもなかったのが余計に残念だったのかも)

ということで、もう昔のようにゴジラを楽しめない自分がいることに気付き、もう期待するのはやめようとそう言い聞かせていたのですが…。

シン・ゴジラは予想以上にいいゴジラ映画でした♪

シン・ゴジラのここがよかった!

今回はとにかく、ゴジラ以外の話が面白くてよかった♪

これはゴジラ映画をあまり見てない人にはわからないかもしれませんが、基本怪獣映画は予算の関係で怪獣が暴れる時間を少なくし、人間の話の部分が大半だったりします。
子供のころはとても退屈な時間だったのですが、子供ながらちゃんとしたストーリーがあっての怪獣映画というのを認識していました。

なので、ミレニアムシリーズ以降のストーリーや、迫力だけのハリウッドゴジラは微妙に感じていたのです。

今回のシン・ゴジラはこの人間パートが面白い。
邦画によくある辛気臭い、間の長い演出はほとんどなく、むしろスピーディーに展開していく会話に着いていくのに精いっぱい。
アニメをよく見てる人なら着いていけないことはないだろうし、あの展開の速さが癖になる気がします♪

120分という長時間で、途中少し間延び、というか展開に飽きる感じはあったけど最後まで楽しく見れたのには驚きました♪

まだまだ良かった点は沢山あったのですが、ゴジラとは何かとか、演出に隠されたストーリーを読み解くとかそういうのは長くなるのでやめておきます(笑)

残念だったところ

「シン・ゴジラ」は私のなかで一番良かったゴジラ映画!

ということはなく、あくまで予想してたより良かった。というのが本音です。

まず第一に、ゴジラがやっぱりカッコよくない!!
不気味で確かに強かったけど、やっぱりカッコよくなかった。

今回のゴジラは全てCGなのですが、ちょっと動きがぎこちない。
特に熱線?を放射する部分になるとおもちゃを動かしてる感じでした。
始めの這いずり回ってる時はよく出来てると思ったのですが、動きが少なくなればなるほどおもちゃ感が出てきた気がします。
あとは尻尾を持ち上げたまま休憩に入るゴジラも違和感があったかな。

見た目や演出に関しては好みもあるだろうし、そこまで残念というわけではないです。
ちなみに私はビオランテの時のゴジラが最高にカッコよくて好きです♪

 

そして非常に残念だったのが音楽でした。

私は伊福部昭さんのゴジラ音楽がとても好きです。
リスペクトしているし、ギャレス版ゴジラでスタッフロール時にゴジラのテーマが流れていらたら上映後にスタンディングオベーションをしていたでしょう♪

今回のシン・ゴジラで伊福部昭さんの曲が流れた時はかなり嬉しかったです♪

しかし、音源が昔ゴジラで使われたものをそのまま使用しており、ファンなら嬉しいところなのですが…

モノラル音源だったのがすごく残念でした…。

一応オリジナル性を保ったままステレオ音源にする作業はされたみたいですが、最終的には昔と同じモノラル音源を採用されたようです。
庵野秀明、エヴァからゴジラへ創造の裏側4~シン・ゴジラを作った男たち -音楽制作編(1/2) – シネマトゥデイ

このモノラル音源の何が残念だったかというと、ステレオ…というか多チャンネルの音響空間にいきなりモノラル音源が鳴ることにより、一気に空間が狭くなってしまう。
つまり音楽の奥行きがなくなり、平面的な感じでしょうか。

更にこのモノラル音源が使用される場面が、巨大なゴジラが出現したときや自衛隊が頑張る場面など、どちらかというと迫力が求められる部分という…。

音響空間を使ってでも迫力を出したい場面なのに、モノラル音源のせいで一気にショボく感じてしまうのが何よりも残念でした。

むしろ、日本の映画はもっと音響に力を入れてほしい!
ハリウッド映画に比べると音の迫力が無さすぎるし、映画館で聴く多チャンネルの効果をもっと使った音作りをなぜやらないのかいつも疑問だったり。
映画館で観るために作られた作品なのだから、映画館でしか体感できないBGM、効果音を目指してもいいと思うのですが…。

限られた時間、予算のなかで作業されていて簡単なことではないと思うのですが、いつも邦画を見るたびに残念に感じます。

スタッフロール時にも昔からのゴジラの曲が流れるのですが、ゴジラvsメカゴジラからステレオ音源になり一気に音の広がりを感じることができます。
映画にとって音響の大切さや進化を改めて感じることができたので良かったです♪

 

他に不満なところは特にないかな。
人によっては石原さとみさんのキャラや時事ネタなど、音楽の部分でいうとエヴァンゲリオンの曲を使ってほしくないとかあるかもしれないですが私の中では許容範囲でした♪

エヴァンゲリオンの曲も始めは「え?」と感じるものの、徐々にアレンジが加わっていき、いつの間にかエヴァの曲ではなく人類サイドのテーマ曲みたいに感じられるようになって良かったかな♪

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最後に♪

映像の迫力はさすがにハリウッドに敵わないものの、今回のシン・ゴジラではストーリーや演出で日本映画にしかできない強みをしっかり出した作品に仕上がっていると思います♪

ただただ、音楽をしている人間ということもあり、今回の音に関する部分が最後まで気になってしまったのが残念でした。

ハリウッド映画みたいな作品を作らないといけないというわけではないですが、映画館自体がハリウッド映画の迫力を体感できる造りになっているので邦画が余計にショボく感じてしまう。
また映画を見てる人もハリウッド映画を基準として観てしまうので映像や音響の評価が厳しくなるのは仕方ないのかな、と。

次に実写のゴジラをする場合は、映像・音響をハリウッドにやってもらって、脚本・演出を日本でやるみたいのが理想なのかもと思ってしまうのでした♪
でも特撮にも期待した自分がいます(笑)

 

とかいいつつ、次回のゴジラはなんとアニメ作品。
ということでアニメーショーンでどこまでゴジラを演出してくれるのか今から楽しみです♪
アニメなら映像の見せ方は大丈夫だろうし、あとBGMや音響にも期待したい♪
「ガールズ&パンツァー」並みに爆音上映できる作品だと個人的には嬉しいかもです♪

以上

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月枷(つきかせ)

月枷(つきかせ)

私の曲をより広くの人に演奏してらえたら、それはとっても嬉しいなって思うのでした♪ 私の曲は自由に編曲・演奏・その他いろいろ使ってもらって大丈夫です♪ 演奏ユニット:あろきゃに♪(https://arrocany.com/)もよろしくです♪